中村宏
NAKAMURA Hiroshi

1932年静岡県生まれ。1951年日本大学芸術学部美術学科入学。1950年代、社会的事件を題材にした「ルポルタージュ絵画」を代表する一人として注目を集める。自らを「絵画者」と名乗り、「モンタージュ絵画」「観念絵画」「タブロオ機械」など独自の方法論によってタブローを理論化し、新たな絵画表現を切り開く。装丁やデザインなどグラフィックの仕事も多数手がける。2007年「中村宏|図画事件1953-2007」(東京都現代美術館、名古屋市美術館)。2010年「タブロオ・マシン〔図画機械〕-中村宏の絵画と模型」(練馬区立美術館)。2015年「絵画者・中村宏展」(浜松市美術館)。2026年1月20日より静岡県立美術館にて「中村宏展 アナクロニズム(時代錯誤)のその先へ」開催予定。

[お悔やみ]
2026年1月8日に、中村宏氏が93歳で逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

《空襲 1945》アクリル、キャンバス 65.2×53.0cm 3枚組 2022
中村宏
《戦下の顔》(《4分の1について》を2023年に改題
アクリル、キャンバス 65.2×53.0cm 3枚組 2020年
《三点消失・2》アクリル、キャンバス 80.3×116.7cm 2013年
《望遠鏡列車》 リトグラフ 38×47cm 1975年
《聖少女》 亜鉛凸版、紙 37.5×27.8cm 1974年
《樹下美人》水彩、紙 33.3×24.5cm 1978年

ギャラリー58での展覧会歴
[個展]

2026年 「中村宏 絵画者の軌跡 1953-2025
2023年 「中村宏 戦争記憶絵図」

2020年 「中村宏 4分の1について
2018年 「中村宏 質感と角度」

2015年 「中村宏 1960-80年代」

2013年 「消失点・中村宏」

2011年 「一点消失・中村宏」


[グループ展]

2025年 「戦後80年 1945年の記憶
2024年 「自画像:Reflections
2021年 「アヴァンギャルド・ポスター・コレクション
2014~2025年 「Square展 [30×30cmの正方形展]
2012年 「自画像★2012 -9人の美術家による新作自画像と小品展-」

2010年 「前衛★R70展」



主な展覧会
1953年 「第1回ニッポン展」東京都美術館 以後第7回展まで出品

1954年 「第7回日本アンデパンダン展」東京都美術館 以後第14回展まで出品

1960年 「超現実絵画の展開」東京国立近代美術館

1970年 「第1回齣展」東京都美術館 以後現在まで毎年出品

1974年 「日本-伝統と現代 〔Japan:Tradition und Gegenwart〕」デュッセルドルフ市立美術館、ドイツ
1981年 「現代美術の動向Ⅰ・1950年代-その暗黒と光芒」東京都美術館

1985年 「再構成・日本の前衛芸術 1945-65」オックスフォード近代美術館、イギリス ほか

1986年 「前衛芸術の日本 1910-70 [Japon des Avant Gardes 1910-70] 」ポンピドゥ・センター、パリ

1988年 「日本のルポルタージュ・アート-絵描きがとらえたシャッター・チャンス」板橋区立美術館

1991年 「芸術と日常-反芸術/汎芸術」国立国際美術館

1997年 「ねりまの美術 ’97 池田龍雄・中村宏」練馬区立美術館

1998年 「戦後日本のリアリズム 1945-1960」名古屋市美術館

2002年 「20世紀。美術は虚像を認知した」平塚市美術館

2007年 「中村宏|図画事件 1953-2007」東京都現代美術館/名古屋市美術館

2010年 「タブロオ・マシン [図画機械] 中村宏の絵画と模型」練馬区立美術館

2012年 「美術にぶるっ SECTION2 実験場 1950s」 東京国立近代美術館

2012年 「TOKYO 1955-1970 A NEW AVANT GARDE」ニューヨーク近代美術館

2013年 「六本木クロッシング2013 アウト・オブ・ダウト展」森美術館

2014年 「われわれは<リアル>である 1920-1950s」武蔵野市立吉祥寺美術館

2015年 「絵画者・中村宏展」浜松市美術館

2016年 「美術は語られる-評論家・中原佑介の眼-」DIC川村記念美術館

2017年 「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」板橋区立美術館

2018年 「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる1960-1990年代」東京国立近代美術館

2019年 「百年の編み手たち」東京都現代美術館

2020年 「パラレルヒストリーズ 現代アートの諸潮流」静岡県立美術館

2021年 「絵を描く、絵に描く、画家たちのキセキ 8つの意思」練馬区立美術館

2022年 「鉄道と美術の150年」東京ステーションギャラリー
2023年 「発掘・植竹邦良 ニッポンの戦後を映す夢想空間」府中市美術館
2026年 「中村宏展 アナクロニズム(時代錯誤)のその先へ」静岡県立美術館

主な作品集・著書
『中村宏○画集 望遠鏡からの告示』現代思潮社、1968年

『機械学宣言 地を匍う飛行機と飛行する蒸気機關車』(稲垣足穂との共著)仮面社、1970年

『機甲本イカルス』(稲垣足穂との共著)呪物研究所、1973年

『呪物記』大和書房、1973年

『中村宏作品集★車窓篇』深夜叢書社、1980年

『中村宏画集 1953-1994 タブロオ機械』美術出版社、1995年

『図画蜂起 1955-2000』美術出版社、2000年

『絵画者 1957-2002』美術出版社、2003年

『応答せよ!絵画者 中村宏インタビュー』白順社、2021年

パブリック・コレクション
東京国立近代美術館、国立国際美術館、東京都現代美術館、練馬区立美術館、板橋区立美術館、静岡県立美術館、浜松市美術館、宮城県美術館、栃木県立美術館、徳島県立近代美術館、愛知県美術館、名古屋市美術館、高松市美術館、横浜美術館、刈谷市美術館、千葉市美術館、いわき市立美術館、青森県立美術館、郡山市立美術館、豊橋市美術博物館、うらわ美術館、東京ステーションギャラリー ほか

浜松学芸中学校・高等学校 紹介ページ
https://www.gakugei.ed.jp/topics/detail/2490
https://gakugei.ed.jp/topics/detail/2811

Tokyo Art Beat
中村宏 インタビュー「“展示する”ということは芸術行為として非常に重要」
“Why Art?” Hiroshi Nakamura Interview – YouTube
「中村宏 戦争記憶絵図」記録動画