中村宏 1960-80年代

Hiroshi Nakamura 1960-80’s
2015年2月23日(月)−3月7日(土) 日曜休廊

《下克上》油彩、キャンバス 41×31.8cm 1977年

自らを「絵画者」と名乗る中村宏は、1950年代からおよそ60年にわたり、「モンタージュ絵画」「観念絵画」など独自の方法論によってタブローを理論化し、絵画が否定された時代においても揺るぎなく自らの絵画表現を切り開いてきました。昨年ニューヨーク近代美術館で開催された「TOKYO 1955-1970」展でも戦後の日本を代表する作家の一人として紹介され、今なお新しい表現に挑み続けています。 2015年2月14日から3月29日まで、浜松市美術館で開催される「絵画者 中村宏展」にあわせて、ギャラリー58では、貴重な旧作をご紹介いたします。中村の重要なモチーフのひとつであるセーラー服の女学生を描いた1970年代の作品を中心に、1960年代から80年代にかけて制作された、未発表作品を含む絵画、版画、ドローイングを約20点展示いたします。

中村宏
《聖少女》亜鉛凸版、紙 37.5×27.8cm 1974年
《交接図》(部分) リトグラフ、紙 36×50.5cm 1961年 

プロフィール
1932年静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部美術学科に学ぶ。

主な展覧会
1953年 「第1回ニッポン展」東京都美術館 以後第7回展まで出品
1954年 「第7回日本アンデパンダン展」東京都美術館 以後第14回展まで出品
1960年 「超現実絵画の展開」東京国立近代美術館
1970年 「第1回齣展」東京都美術館 以後現在まで毎年出品
1974年 「日本-伝統と現代 〔Japan: Tradition und Gegenwart〕」デュッセルドルフ市立美術館、ドイツ
1981年 「現代美術の動向Ⅰ・1950年代-その暗黒と光芒」東京都美術館
1985年 「再構成・日本の前衛芸術 1945-65」オックスフォード近代美術館、イギリス ほか
1986年 「前衛芸術の日本 1910-70 [ Japon des Avant Gardes 1910-70 ] 」ポンピドゥ・センター、パリ
1988年 「日本のルポルタージュ・アート-絵描きがとらえたシャッター・チャンス」板橋区立美術館
1991年 「芸術と日常-反芸術/汎芸術」国立国際美術館
1997年 「ねりまの美術 ’97 池田龍雄・中村宏」練馬区立美術館
1998年 「戦後日本のリアリズム 1945-1960」名古屋市美術館
2002年 「20世紀。美術は虚像を認知した」平塚市美術館
2007年 「中村宏|図画事件 1953-2007」東京都現代美術館/名古屋市美術館
2010年 「タブロオ・マシン [図画機械] 中村宏の絵画と模型」練馬区立美術館
2010年 「前衛★R70点 -70歳未満出品不可・完全最新作-」ギャラリー58
2011年 「一点消失・中村宏」ギャラリー58
2012年 「自画像★2012」ギャラリー58
2012年 「美術にぶるっ SECTION2 実験場 1950s」東京国立近代美術館
2012年 「TOKYO 1955-1970  A NEW AVANT GARDE」ニューヨーク近代美術館
2013年 「六本木クロッシング2013 アウト・オブ・ダウト展」森美術館
2013年 「消失点・中村宏」ギャラリー58
2014年 「われわれは<リアル>である 1920-1950s」武蔵野市立吉祥寺美術館
2015年 「絵画者 中村宏」浜松市美術館
タケミヤ画廊、サトウ画廊、村松画廊など 1953年から2014年まで個展57回

主な作品集・著書
『中村宏○画集 望遠鏡からの告示』現代思潮社、1968年
『機械学宣言 地を匍う飛行機と飛行する蒸気機關車』(稲垣足穂との共著)仮面社、1970年
『機甲本イカルス』(稲垣足穂との共著)呪物研究所、1973年
『呪物記』大和書房、1973年
『中村宏作品集★車窓篇』深夜叢書社、1980年
『中村宏画集 1953-1994 タブロオ機械』美術出版社、1995年
『図画蜂起 1955-2000』美術出版社、2000年
『絵画者 1957-2002』美術出版社、2003年

パブリック・コレクション
東京国立近代美術館、国立国際美術館、東京都現代美術館、練馬区立美術館、板橋区立美術館、浜松市美術館、宮城県美術館、栃木県立美術館、徳島県立近代美術館、愛知県美術館、名古屋市美術館、高松市美術館、横浜美術館、刈谷市美術館、千葉市美術館、いわき市立美術館、青森県立美術館、郡山市立美術館、豊橋市美術博物館、うらわ美術館、東京ステーションギャラリー ほか


2013年の個展
2011年の個展
2010年 前衛★R70
2012年 自画像★2020