池田龍雄

IKEDA Tatsuo


1928年佐賀県生まれ。特攻隊員として17歳で終戦を迎える。1948年多摩造形芸術専門学校(現多摩美術大学)入学。まもなく岡本太郎、花田清輝、安部公房らのアヴァンギャルド芸術運動に参加。1950年代より風刺と諧謔を交えたペン画のシリーズを発表。1960年代末からは概念芸術に関心を寄せて、パフォーマンスも展開。1973年から、宇宙と生命の深奥を描いた15年におよぶ連作「ブラフマン」シリーズを展開。2003年から始まる「場の位相」シリーズは現在まで続く。文学や映像、演劇など多くのジャンルとも深く交わりながら、およそ70年にわたって制作活動を展開している。主な展覧会に、「ねりまの美術97 池田龍雄・中村宏」練馬区立美術館(1997年)、「池田龍雄 アヴァンギャルドの軌跡」山梨県立美術館(2010年)、川崎市岡本太郎美術館(2010-11年)福岡県立美術館(2011年)、「Tokyo 1955-1970: A New Avant-Garde」ニューヨーク近代美術館(2012年)、「戦後美術の現在形 池田龍雄展-楕円幻想」、練馬区立美術館(2018年)。

池田龍雄
《ジャズの窓 6》
インク、コンテ、紙
29×37cm
1961年
池田龍雄
《梵天の塔》
パフォーマンス
2005年
池田龍雄
《目の中の眼》
エッチング・アクリル・ペン
20×6.5cm
1974年
《潜む眼-渚にて-》
ミクストメディア
30×30cm
2015年

池田龍雄 展 1950-60年代」(2019)
2次元×3次元 秋山祐徳太子・池田龍雄・田中信太郎・吉野辰海による平面と立体の新作展」(2017)
自画像★2012 9人の美術家による新作自画像と小品展」(2012)
前衛★R70展 70歳未満出品不可・完全最新作」(2010)
ジャズの窓 原画を中心に」(2009)
今昔拾遺 1949-2008」(2008)
遊空間」(2007)
走図 -萬物芻狗-」(2006)
池田龍雄・風倉匠 箱オブジェ展」(2005)
今昔拾遺 1949-2008」(2005)
Square展 30×30cmの正方形展」(2014~2019)