渋川 駿

SHIBUKAWA Shun
「手を扣(たた)く」
2024年2月12日(月)-2月17日(土)
毎日17:00からパフォーマンスを行います

《手を扣く》

作家コメント
手を繰り返したたく。反復の中にこそ軸がありその時間の中に生きているのだと思った。認識としての曖昧な線としての私を表します。
「コツコツやる」扣くという言葉には、そんな意味がある。その言葉は、対外的な意味を表すのではなく、どこか内に向いた言葉で私には、とてもあっているような気がした。
繰り返し、手を扣いていると音の1音1音に違いがあることに気がついた。それはまるで心音のようにも思え、空間に私の心理的な音を鳴らしているようでもある。
繰り返される運動で手には、痛みが残る。流れていった時間を手にとって確認しているかのようでもある。その運動は何も残す事もないし何の目的も持たない。やっているというだけの運動。
扣いたという労力と手に残る痛みが私を正当化させ意味になろうとしているかのようでもある。私は、この運動に埋没する事で私の中にある意味を切り離し、ただ手を扣いていたい。

プロフィール
1992年 群馬県生まれ
2014年 和光大学表現学部芸術学科卒業

[個展]
2013年 「ひとって、なに」ギャラリー58(東京)
2014年 「みんな嫌い、じぶんも嫌い」ギャラリー58(東京)
2015年 「わたし感」ギャラリー58(東京)
2016年 「ブスは、3日も覚えられない」トキ・アートスペース
2016年 「ゴミよりの人」ギャラリー58(東京)
2016年 「ごみならいらない」新宿眼科画廊(東京)
2017年 「無駄だから」ギャラリー58(東京)
2018年 「臓器」新世代への視点2018 ギャラリー58(東京)
2019年 「赤」ギャラリー58(東京)
2020年 「あ」ギャラリー58(東京)
2021年 「黒」ギャラリー58(東京)
2022年 「歩く」ギャラリー58(東京)
2023年 「柔軟」ギャラリー58(東京)

[グループ展]
2012年 「マクロミクロミクロマクロ展」SIGHT BOX&GALLREY(東京)
    「ドコ?ダ?ココ学内企画展」(東京)
2013年 「松田アートⅢ」松田町立松田中学校(神奈川)
    「神技百藝2012アーティストプリントフェアー」(京都・愛知・東京)
    「switch art展」アートギャラリー石(東京)
    「99人展」ギャラリーQ(東京)
2015、16、22年 「Square展」ギャラリー58(東京)
2020~21年 「The rising generation 18 大竹清仁 渋川駿」渋川市美術館(群馬)


2023年の個展
2022年の個展
2021年の個展
2020年の個展
2019年の個展
2018年の個展
2017年の個展
2016年の個展
2015年の個展
2014年の個展
2013年の個展