佐藤 裕一郎 Yuichiro Sato
2008.10.13(mon)-10.18(sat)
1979年 2003年 2005年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 |
山形県生まれ 東北芸術工科大学 芸術学部美術科日本画コース卒業 東北芸術工科大学 大学院 芸術工学研究科芸術文化専攻日本画領域修了 第27回春季創画展入選(02・03・04・06年) 第28回創画展入選(02・03・04・05年) 第13回臥龍桜日本画大賞展 優秀賞受賞 卒業制作優秀賞受賞 財団法人日本文化芸術財団 平成15年度奨学生に選出 野桜会(04・05・06・07年) 個展 なびす画廊(銀座) 個展 ガレリア・グラフィカbis (銀座) 第3回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞 優秀賞受賞 東北芸術工科大学大学院修了制作選抜展 東和ギャラリー(銀座) 「I'm here アートを生きる、アートで生きる5つの空間」せんだいメディアテーク(仙台) 「そこにある。」展 アートフロンティア(東京) 「SAA」展 武蔵野美術大学美術資料図書館展示室(東京) 「BOX2006」展 せんだいメディアテーク(仙台) 個展 ギャラリー58(銀座) 個展 砂丘館(新潟) 個展 画廊フルムーン(新潟) 「東北ルネサンス」展 東和ギャラリー(銀座) 「METAU」展 神奈川県民ホールギャラリー(神奈川) 「日本画滅亡論」展 中京大学アートギャラリーC・スクエア(名古屋) 個展 画廊フルムーン(新潟) |
【作家コメント】
私が近年追い求めているもの。始まりと終わりが混在し循環する、根源的な生命の象。
奥深くに茫漠と広がる、混沌とした生命の景。その象徴となり、内包する情景として
「地中」を描いています。自身が体感し、堆積した記憶を基にした、内的空間を体現しています。
近作は和紙に染料を使った作品を制作しています。幾重にも貼り込んだ和紙の間に、
金属粉で描かれた線が挟み込まれています。染料を施し、深くに染み渡り浸透することで
金属粉と出会い、変色し、地中深くに内包した力が、蠢き、湧き出し、地上に解き放たれる
ように、画面内部に集積した意識の塊が、黒い像となって画面上に表出します。
脆くデリケートな素材を使用することや、イメージと手段が合致することで、自己の
精神性や内的振動がより鮮明に表れるのではないかと思い、現在の表現に移行しています。
この度の個展も大作を中心に発表します。地中内部で蠢く生のエネルギーが充満する
空間を作りたいと思っています。
「shadow in soil 08」 パネル・和紙・顔料・染料・鉄粉・蝋 2270×1820mm
「shadow in soil 082」 パネル・和紙・顔料・染料・鉄粉・蝋 2270×1820mm
展示風景