佐藤 裕一郎 Yuichiro Sato
2007.10.15(mon)-10.20(sat)

1979年 山形県生まれ
2003年 東北芸術工科大学 芸術学部美術科日本画コース卒業
2005年 東北芸術工科大学 大学院芸術工学研究科芸術文化専攻日本画領域修了

2001年 第27回春季創画展入選(02・03・04・06年)
      第28回創画展入選(02・03・04・05年)
2002年 第13回臥龍桜日本画大賞展 優秀賞受賞
2003年 卒業制作優秀賞受賞
      財団法人日本文化芸術財団 平成15年度奨学生に選出
2004年 個展 なびす画廊(銀座)
2005年 個展 ガレリア・グラフィカbis (銀座)
      第3回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞 優秀賞受賞
      東北芸術工科大学大学院修了制作選抜展 東和ギャラリー(銀座)
      「I'm here アートを生きる、アートで生きる5つの空間」
                   せんだいメディアテーク(仙台)
2006年 「そこにある。」展 アートフロンティア(東京)
      「SAA」展 武蔵野美術大学美術資料図書館展示室(東京)
      「BOX2006」展 せんだいメディアテーク(仙台)
2007年 個展 砂丘館(新潟)
      個展 フルムーン(新潟)
      「東北ルネサンス」展 東和ギャラリー(銀座)
      「METAU」展 神奈川県民ホールギャラリー(神奈川)
      「日本画滅亡論」展 中京大学アートギャラリーC・スクエア(名古屋)


パノラマ展示風景

【作家コメント】
現在まで、植物、木々、土、大地などをキーワードに、
自然の中で絶えず繰り返される生命の循環、そして地中から放たれる生命のエネルギーをテーマに、
様々な手法を用いて、平面作品を制作してきました。
2006年までの作品はパネルに土、砂、鉄、顔料、岩絵具などをぬり込み、
さらに布、紙、ベニヤなどを貼り重ね、または剥がし、削り取り、
様々な行為と意識の集積によって盛り上がり、分厚く層を成した画面は、
物質的な抵抗感、または破壊的な印象を与えるものもありました。
2007年から現在の作品は、画面内部に浸透していく、または染み出してくるような、
内的空間を意識した画面へと移行しています。
薄い楮紙や麻紙などを支持体に、染料、顔料を使い、脆く柔らかい画面に残る筆跡や
紙の重なりの中に、自己の内的振動がより鮮明に現れて来るのではないかと考えています。

今回の個展では、11メートルの平面作品の新作を中心に展示します。
エネルギーが充満する空間をつくりたいと思っています。



shadow in soil 07   
パネル・麻紙・画仙紙・顔料・染料・墨・蝋  227×1123cm    photo/K.Suzaki





左: seed in soil   パネル・麻紙・画仙紙・顔料・染料・墨・蝋 各440×440mm   photo/K.Suzaki





shadow in soil   パネル・麻紙・画仙紙・顔料・染料・墨・蝋 各410×318mm



「アートトップ」 2008年1月号 芸術新聞社






<過去の展示>


ground of non-formation  パネル・土・砂・鉄粉・岩絵具・顔料 227×581cm





underground stem パネル・土・砂・鉄粉・岩絵具・顔料・墨  270×720cm




展示風景 ( METAU展 神奈川県民ホール 2007 )