風倉 匠 Sho Kazakura  
風の馬は 色を奏でる
2005.12.12(月)-12.17(土)




「闇を開く」

作家コメント
花は植物の生殖器官で、受精には昆虫や花粉等、風によって受精するものや
性転換して受精する花などさまざまですが、いずれにせよ、生物は生命を受け継ぐ相手を探しているようです。

プロフィール
1936年大分県生まれ。1956年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)油絵科入学。1960年代、前衛芸術家グループ 「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」のメンバーとして活動。1979年より大分に拠点を移す。オブジェや絵画で優れた作品を手がけるほか、バルーンなどを用いた独自のパフォーマンスを展開。国際的パフォーマンスとして高い評価を得る。2000年より「共同アトリエ・3号倉庫」(福岡)の総合ディレクターとして若手作家の指導を行う。おもな展覧会に、1980年「絵画の起点を探す検討作業」(大分県立芸術会館)。1986年「前衛美術の日本1910-1970展」(パリ・ポンピドゥーセンター)。1995年「第7回バングラデシュ・アジア美術ビエンナーレ」(バングラデシュ)。2002年「-さわれる原風景を探す-風倉匠展」(大分市美術館)ほか。


<主な展覧会>
1958年 「第11回日本アンデパンダン展」東京都美術館(東京)
1960年 「第1回ネオ・ダダ展」銀座画廊(東京)
1960年 「第2回ネオ・ダダ展」新宿・吉村アトリエ(東京)
1960年 「第3回ネオ・ダダ展」日比谷画廊(東京)
1961年 初個展 村松画廊(東京)
1963年 「SWEET16」草月会館ホール(東京)
1971年 「第10回現代日本美術展」東京都美術館(東京)
1980年 個展「絵画の起点を探す検討作業」大分県立芸術会館(大分)
1986年 「前衛芸術の日本1910−1970」パリ・ポンピドゥーセンター(フランス)
1988年 「九州派展」福岡市美術館(福岡)
1992年 「巨大都市の原生 東京-大阪行為芸術1992年ヨーロッパ・ツアー」ドイツ・オランダ・ベルギー・フランス
1993年 「第1回長野国際パフォーマンス・フェスティバル」長野県県民文化会館(長野)
1993年 「ネオ・ダダの写真」福岡市美術館(福岡)
1994年 「ネオ・ダダの写真」関連事業 パフォーマンス「ピアノを打つ(ピアノ狂詩曲)」福岡市美術館(福岡)
1995年 「95ネオ・ダダ<-断面>展」コンパルホール(大分)
1995年 「第7回バングラディシュ・アジア美術ビエンナーレ (バングラディシュ)
1998年 「ネオ・ダダJAPAN1958-1998-磯崎新とホワイトハウスの面々-展」アートプラザ(大分)
2002年 「-さわれる原風景を探す-風倉匠展」大分市美術館(大分)


1994〜96・98・00〜05年 ギャラリーとわーる(福岡)
2004〜05年 ギャラリー58
他個展・グループ展多数





「対称的な遊泳法」





パフォーマンスで使用したバルーンを展示します。




1995年 第7回バングラディッシュ・アジア美術ビエンナーレ
バングラディシュ・ブリダンガ河でのパフォーマンス


撮影:澁田正一