風倉匠・田中信太郎・吉野辰海 ドローイング展

消える絵画・ヘリオトロープ・スクリュー
KAZAKURA Sho, TANAKA Shintaro, YOSHINO Tatsumi
2007年6月4日(月)−6月23日(土) 日曜休廊

1960年に結成された前衛美術グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」のメンバー3人によるドローイング展を開催いたします。


風倉匠
《消える絵画-1》 
感光紙・光・酢酸液・アクリル

61.0×44.0cm

風倉匠 KAZAKURA Sho
1936年大分県生まれ。1956年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)入学。1960年「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」のメンバーとして活動。1979年より大分に拠点を移す。オブジェや絵画で優れた作品を手がけるほか、バルーンなどを用いた独自のパフォーマンスを展開。1980年「絵画の起点を探す検討作業」(大分県立芸術会館)。1986年「前衛芸術の日本1910-1970」展(パリ・ポンピドゥーセンター)。1995年「第7回バングラデシュ・アジア美術ビエンナーレ」(バングラデシュ)。2002年「さわれる原風景を探す-風倉匠展」(大分市美術館)。


田中信太郎
《Heliotrope-1》 
紙・銅版・ステンレス
80.0×58.0cm

田中信太郎 TANAKA Shintaro
1940年東京都生まれ。1958年フォルム洋画研究所に学ぶ。1960年「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」のメンバーとして活動。1965年の初個展を境にミニマルな作品へと 大きな変革を遂げる。1969年「第6回パリ青年 美術家ビエンナーレ」(パリ市立近代美術館)。1971年「第11回サンパウロ・ビエンナーレ」(ブラジル)。1972年第36回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表。2001年「田中信太郎|饒舌と沈黙のカノン」(国立国際美術館)。2007年「国立新美術館開館記念展 20世紀美術 探検-アーティストたちの三つの冒険物語-」(国立新美術館)。


吉野辰海
《水女-1》 
紙・鉛筆・水彩

53.8×39.5cm

吉野辰海 YOSHINO Tatsumi
1940年宮城県生まれ。1959年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)油絵科入学。1960年「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」のメンバーとして活動。1970年代末より犬を モチーフにした作品を展開。1991年「芸術と日常:反芸術/汎芸術」(国立国際美術館)。2002年「熊本市現代美術館開館記念展 アティテュード2002」(熊本市現代美術館)。2007年「六本木クロッシング2007:未来への脈動」(森美術館)。