Square展[30×30cmの正方形展]

2026年1月9日(金)-1月24日(土)
12:00-19:00 土曜日は17:00まで 日曜休廊

出品作家 (46名・五十音順)

秋山恭子 / 石井博康 / 石内都 / 一ノ宮佳邦 / 弥永隆広 / 石見香賀里 / 上里洋 / 梅木花梨 / 小野木亜美 / 鍵井保秀 / 川﨑英世 / 菊地雅恵 / 久保田浩貴 / 小鶴幸一 / さかいようこ / 坂口寛敏 / 篠原有司男 / 相馬博 / 曽奈迪代 / 髙橋理美 / 髙橋静江 / 田中彰 / 谷口靖 / 鳥飼風人 / 中内亜由美 / 長峰麻貴 / 中村宏 / 中村龍馬 / 永山直樹 / 西田知代 / ハモニカ佐藤 / 久男 / 久門裕子 / 福田裕理 / 星野夏奈 / 牧ゆかり / 松田洋子 / 三浦健 / 水上綾 / 森勢津美 / 矢沢自明 / 山下耕平 / 山田荘一朗 / 吉田公美 / 吉野辰海 / 若狭倫一

縦30×横30センチで壁掛けできることを条件に、46名の作家が自由な技法とテーマで新作を1点出品します。若手・ベテランの隔たりなく五十音順で横一列に並ぶ展示方法も見どころです。絵画、版画、写真など様々な表現による正方形の世界をお楽しみください。Square展は2014年から毎年開催を重ね、本展で13回目を迎えます。

石内都は、戦後80年の節目となる2025年に、船上から原爆ドームを撮影した《80年の時間》を発表します。石内は、広島の平和記念資料館に寄贈される被爆者の遺品を2007年から撮影し続けてきました。これまでの《ひろしま》シリーズと同様に、深く刻み込まれた傷跡と時間を静かに見つめながら、個の痕跡から風景の記憶へと鑑賞者を導いてゆきます。

NYを拠点に活動する篠原有司男の新作《抹茶アイスクリームが好き》は、日本滞在中に浅草で見かけた、抹茶アイスを頬張る外国人観光客の姿を、躍動感あふれる筆致と鮮烈な色彩で表現しています。日常のささやかな光景を、即興的で奔放な線によってダイナミックなイメージへと転化します。

2022年から戦争記憶画に取り組む中村宏は、セーラー服の女学生が隊列をなして行進する《学徒出陣》を発表します。映画的な時間や動きを絵画で表現することを試みてきた中村は、これまでもリフレインの技法を用いてきました。本作でもモノクロームの画面に女学生たちの隊列が反復して描かれ、戦時下の緊張と均質化の空気が浮かび上がります。

吉野辰海の《今昔物語 命さえあれば 電気さえあれば》は、人間の営みや生き延びることの根源的な問いを、絵解きのように時代を往還しながら投げかけてきます。戦争の記憶とテクノロジーの現在が交差し、人間が何を頼りに生き延びてきたのか、何を必要とするのかを鑑賞者に問いかけ、生命の根源にある不安や希望を浮かびあがらせます。

石内都 《80年の時間》 発色現像方式印画 30×30cm 2025
吉野辰海《今昔物語 命さえあれば 電気さえあれば》 鉛筆、紙 30×30cm 2025

2025年の展示風景


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