クニト
KUNITO
「 焼成隕石Ⅱ」
2025年12月15日(月)−12月20日(土)

樹、FRP、発砲ウレタン、ラッカー塗料、ウレタン塗料
作家コメント
人が宇宙へ当たり前に行ける未来の芸術文化をテーマに、陶芸の新たな可能性を表現しています。
宇宙から地球に粘土の塊を投げ落とし、大気圏突入時の熱で焼成した陶芸が地上に降り注ぐという妄想を、プラスチック素材を用いて制作しています。
スペースシャトルの大気圏再突入時の温度は1500度以上に達し、陶芸の焼成温度よりも200度以上高温です。粘土の塊を落とせば、土に含まれる金属は溶け、輝き、発泡した溶岩のような質感を生み出し、空気抵抗によって形を変化させるでしょう。
このイメージの源には縄文の火焔式土器があります。その異形さは、まるで宇宙から落ちてきた器のようです。もし様々な星の土やガスが粘土の成分となるとしたら、それぞれの星の特徴を宿した陶芸が生まれるかもしれません。
プロフィール
1981年 奈良県生まれ
2005年 金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科陶磁コース卒業
2007年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程工芸専攻陶磁コース修了
2018年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士後期課程美術研究領域彫刻分野修了 博士(芸術)
[主な個展]
2008年 「クニト展」滋賀県立陶芸の森信楽産業展示館(滋賀)
2011年 ギャラリー58(東京)
2017年 ギャラリー58(東京)
2018年 「宇宙(せかい)のいと」金沢市立安江金箔工芸館(石川)
2018年 「異質の、対極。」同時代ギャラリー(京都)
2019年 「内にある鏡、景色になる自分」ギャラリー58(東京)
2021年 「標高154センチメートル」アトリオン2階美術展示ホール(秋田)
2021年 「非行為と非物質と透明な線」ギャラリー58(東京)
2022年 「ほどけた平行線とムカデ」ギャラリー58(東京)
2024年 「焼成隕石」青山スパイラルガーデン(東京)
2024年 「紙の上の直線」金沢アートグミ(石川)
[主なグループ展]
2016、18、21、25年 「Square展」ギャラリー58(東京)
2019年 「壁11㎡の彫刻展 4」いりや画廊(東京)
2019年 「立体造形展2017」同時代ギャラリー(京都)
2019年 「彫刻はいつかたちになるか」GALERIE SOL(東京)
2022年 「表出するかたち」重要文化財喜多家住宅(石川)
2024年 「Gimhae, the sea of gold knocks on Asia」CLAYARCH GIMHAE MUSEUM(韓国)
[主な受賞]
2010年 第13回岡本太郎現代芸術賞 入選(岡本太郎美術館、東京)
2020年 KAIKA TOKYO AWARD 入選(KAIKA TOKYO-THE SHARE HOTELS、東京)
2024年 第24回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル EXHIBITION部門グランプリ (スパイラル、東京)
[コミッションワーク]
三井ガーデンホテル金沢(石川)、メズム東京、オートグラフコレクション(東京)
、ギャラリークレヴィア有楽町イトシア(東京)、Antognolla(イタリア)、ONE FUKUOKA BLDG.(福岡)
[収蔵]
金沢美術工芸大学(石川)、FAN美術館(岡山)
