唐貫虹
TONG Kankou
「接近するバウンダリー」
2023年9月4日(月)−9月9日(土)
作家コメント
人間の感情には「曖昧な共感覚」と呼ばれる領域があります。
人が記憶を説明するとき、言語では足りないと感じたり、それを正確に説明する言葉が見つからなかったりします。
この記憶には、明確なイメージがあるようですが、それはもっと感覚的なものです。
私は過ぎ去った日々を手掛かりとして、反伝統的な絵画(伝統的な絵画では、参照対象に応じて絵の輪郭が修正される)の手法を用いて、その過去と現在に潜む記憶を描きます。
繰り返す下書きで記憶の形に迫ります。遊離する幾つもの輪郭はその記憶のイマジネーションへのアプローチです。
プロフィール
1995年 中国生まれ
2022年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
[個展]
2022年 「余燼 embers」ギャラリー58(東京)
2022年 「leave me not」ギャラリーfu(横浜)
[グループ展]
2019年 「トロールの森国際野外アート展2019」東京都立善福寺公園(東京)
2019年 「東京インディペンテント2019」東京芸術大学・陳列館(東京)
2019年 「三人展 deposition」MAJERCA GALLERY(東京)
2022年 「Ikori song+唐貫虹 二人展 羽をつけた生き物」銀座スルガ台画廊(東京)
2022年 「WATOWA ART AWARD」WATOWA GALLERY/THE BOX TOKYO(東京)
2023年 「ARTiX3 SOFT OPEN EXHIBITION」ARTiX3 GALLERY(東京)
2023年 「東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻 油画第2・第5研究室による地域リサーチ報告展 《まちの経緯(たてぬき)》」旧曽我織物工場(群馬)
[受賞歴]
2022年 WATOWA ART AWARD 審査員高橋(草野)賞