うごめく東北の鼓動 -梅木花梨・高田幸平・山城祥子-
2013.11.25(mon)-11.30(sat)
梅木 花梨 Karin Umeki | |
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《花霊》(ハナダマ) パネル、綿布、アクリル 380×455mm |
1988年 山形県生まれ 2011年 東北芸術工科大学芸術学部洋画コース卒業 <グループ展> 2009年 「ふたりの色の宇宙」東北芸術工科大学エントランス(山形) 2010年 「IWAKI ART トリエンナーレ2010」ギャラリー昨明(福島) 2011年 「梅木花梨×小林志保子×吉田重信 三人展」ギャラリー昨明(福島) <受賞> 2011年 東北芸術工科大学卒業・修了制作展 優秀賞 作家コメント: まもなく生まれてくる色彩と模様。それはまるで菌のように増え続ける。 私にとっての絵画制作とは、頭の中で広がる目には見えないイメージを、 無数の色彩と模様という視覚的刺激をもって表現する行為である。 私のイメージはどこから生まれ何の意味をもつのかわからないが、 終わりなく広がり続ける。 「死」という概念がなく、生きるために増え続ける菌の陽の性質は、 画面の隅々まで手の動くまま筆を走らせる私の表現方法と共通するものがある。 それは、終わりのない無限の可能性を感じさせる。 私の作品に触れた人々の心の中にも、一瞬でも何かが生まれ、 そこからさらに豊かなイメージが広がり続けていくことを願う |
高田 幸平 Kohei Takata | |
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《jigsaw No.9》 キャンバス、ラッカー、油彩 530×455mm |
1987年 兵庫県生まれ 2013年 京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業 2013年 東北芸術工科大学修士課程洋画領域修了 <個展> 2012年 「recursive」 新宿眼科画廊スペースO(東京) 2013年 「表皮から産まれる」 新宿眼科画廊スペースE(東京) 2013年 「続く地図とつながる絵画」 ANTEROOM KYOTO GALLERY9.5(京都) <グループ展> 2012年 東北芸術工科大学×京都造形芸術大学 院生交流展「BRIDGE」 アートスペース羅針盤(東京) 2013年 「ギャラリーへいこう2013」株式会社数寄和企画公募展 数寄和ギャラリー(東京・大津) 2013年 「リバーシブル山形」 新宿眼科画廊スペース0(東京) 2013年 「東北画は可能か?」ARTZONE(京都) <受賞> 2010年 第1回池田泉州銀行カレンダー原画公募展 最優秀賞 2011年 東北芸術工科大学学内展 宮島達男賞 作家コメント: 一枚を描くと、そこには次に描く絵をどうしていけばいいかが表われてくる。 それぞれが絵画でありながら地図のような存在になっている。 生まれた絵画はつながり、いつか通り過ぎた色彩、カタチも 今いる地表へ続いていることに気づかされる。 |
山城 祥子 Shoko Yamashiro | |
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《さよなら》 キャンバス、油彩 910×727mm |
1989年 沖縄県生まれ 2013年 東北芸術工科大学芸術学部洋画コース卒業 <グループ展> 2012年 第66回二紀展 国立新美術館(東京) <受賞> 2012年 第22回二紀展入選 2013年 東北芸術工科大卒業・修了制作展 奨励賞 作家コメント: 自分の範囲で見える大切なモノしか絵にできない。 家族や友達、思い出や私を作ってきた出来事が折り重なって絵になる。 過去に受けた感動をそれ相応のモチーフや形や色に置き換える。 正直な頭の中を偽りなく、厳しく優しく描いていきたい。 |