重野 加南子   Kanako Jyuno

   2010.5.10(mon)-5.15(sat)



  展覧会タイトル 「Like a sailing boat」




「ceramic」(部分)
ベニヤ板・タイル・銀箔  1100×1100×850mm


【作家コメント】
生きていれば何かと出会い、そして必ず別れがつきまといます。
それぞれの生涯を一本の線に見立てたとするならば、
私はその線が交わる瞬間が一つの出会いの形であると捉えています。
そのようなことを考えながら、昨年からそれぞれの生涯を進む船のような
生き物のような物体を、苔・塩などの様々な素材で制作してきました。
本展ではその中から立体作品と、ドローイングを展示します。

ここにある船たちはこれから出会うのか、それとも分かれたあとなのか。
その形は単なる通りすがりという存在であったり、深い関係であったりと様々ですが、
出会いと別れの繰り返しという我々の儚い行為の中には、
何かしらの影響が残ることを私はいつも期待しています。



【プロフィール】
1987年 福井県生まれ
2010年 福井大学教育地域科学部美術教育サブコース卒業
      福井大学大学院教科教育専修美術専攻在学中

<グループ展>
2007・09年 「福井大学美術教育サブコース在学生・OBOG有志展」 福井県立美術館(福井)
2008年 「・展」(てんてん) うずらギャラリー(京都)
2009年 「むびぐみ09 R」 金沢アートグミ(金沢)

<受賞>
2007年 福井サムホール展 入賞
2008年 福井県美展 工芸部門入選
2009年 むびぐみ09 あかむびぐま賞