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瀧島 里美 Satomi Takishima 2018.3.5(mon)-3.10(sat) 2017年の個展 2016年の個展 |
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《過去となったあの日の未来は今を、そしてまた紡がれる明日に何があるだろうか》 油彩、キャンバス 300×300mm |
作家コメント:
時間とは何なのだろうか?
時間の経過は何をもたらすのだろうか?
物理的な変化の連続であり、時間は流れていないのだろうか?
未来は存在しない、未来は生まれた瞬間今になり
今は生まれた瞬間、過去になり…消えてなくなる
結局、時間はどこにもないのだろうか?
時間について考えだした時、
ただただ、知識ばかりが増えた。
そこには何もなかった。
物理的に存在するのか、しないのか?
それは科学者のお仕事だった。
普通の人にとって時間とは、
人が作り出した「時計」と「言葉(時制)」によって存在を認知されるもので、
そのルールに支配される世界に生きているのだろう。
生まれた時、私はその存在を知らなかった。
いつか年をとって、覚えることを忘れ、記憶を失う時が来たら
また、その存在があやふやになるのだろうか?
人は限られた命と言う時間の中を生き、
何かを思う時、言葉にする時、そこには必ず“時”がある。
存在しない未来は想像の中で生まれ、消えた過去は記憶の中に生きる。
今に生きながら、消えた過去と存在しない未来の事に多くの時間を使い、
私は、疲れ果ててしまった。
ふと、
人生を振り返った時、良い想い出、後悔や消えない傷が、
人生を思い描く時、幸福な時間、見えない故の不安が、
心を満たすと同時にかき回した。
現在・過去・未来、
想像・記憶、
原因と結果、
変化…
"時"から連想されるモチーフ、言葉から連想するイメージ
感情と共にあり混ざり合った。
Profile:
東京都生まれ
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
<個展>
2015年 ギャラリーGK(東京)
2016、17年 ギャラリー58(東京)
<グループ展ほか>
1999年 「新世紀人形展」入選 ストライプハウス美術館 (東京)
2001年 「一回転」ギャラリー八重洲東京(東京)
2006年 「第6回 西脇市サムホール大賞展」入選 西脇市岡之山美術館(兵庫)
2015年 「LOVE展」ギャラリーGK
(東京)
2015年 「イブ達の物語展Ⅲ」ギャラリーアーチストスペース(東京)
2016、17年 「Square展」ギャラリー58(東京)
2017年 「現代美術韓日展」ソウル韓電アートセンター(韓国・ソウル)/木浦カッパウィ美術館(韓国・木浦)
<その他>
2012年 「麗水万国博覧会記念 韓中日 作家招待展」YEULMARU Yeosu
Culture & Arts Park(韓国/麗水)
2007年 「第13回 現代美術韓日展 "SEOUL&TOKYO-Beautiful Impact"」 Kyunghyang
Gallery(韓国/ソウル)
2009年 「第15回 現代美術韓日展 "Korea-Interview-Japan"」Kepco
Art Center(韓国/ソウル)
2010年 「第16回 現代美術日韓展 "内なるアイデンティティを求めて"」 タワーホール船堀(日本/東京)
2011年 「Paris 現代美術日韓展 Vol.1」 Galerie SATELLITE(フランス/パリ)
2011年 「第17回 現代美術韓日展 "Face & Face展"」 Gongpyeong
Art Center(韓国/ソウル)
2012年 「第18回 現代美術日韓展 ~アジアの新しき伝統へ~"Wind
from Asia"」 ギャラリーくぼた(日本/東京)
2013年 「Paris 現代美術日韓展 Vol.2」 Galerie SATELLITE(フランス/パリ)
2013年 「第19回 現代美術韓日展 "ART & ARTIST"」 GALLERY
LA MER(韓国/ソウル)
2014年 「第20回 現代美術日韓展 "Art of Asia Heart of Asia"」 ギャラリーくぼた(日本/東京)
2015年 「第21回 現代美術韓日展 "Self Fiction"」 Kepco
Art Center(韓国/ソウル)