成田 鐘哲  Shotetsu Narita

   2010.12.6(mon)-12.11(sat)



   2009年の個展
   2008年の個展
   2007年の個展
   2005年の個展



「untitled」 210×720p 
キャンバス・油彩・アクリル・陶土
  2100×7200mm 


作家コメント】
昨年の個展で展開した平面性と物質性の両義を画面に追い求めながら制作しています
「画面内」で行われる行為よりも「画面そのもの」を意識して造形しています

画布という物質に絵具という物質がどのように反応しながら画面が作られるか。

そのことは絵画というよりも、物質性を意識した立体造形に近いかもしれません。

常に画面の「表面」というものに強い意識が働くのを感じます。
油彩表現が主ですが、物質性が強い画材にも近年魅かれ、制作に使用しています。


物語を描く人が、各々の造形性や画面構造を無視出来ないように、
私も表面を扱いながらも、或る旋律やリズム、そして時間を伴った絵画性を
断ち難く持っていることを制作しながら強く感じます。
私の制作は常に素材を前にして、二つの意識領域が
大きくなったり、小さくなったりしながら作り上げられています。




【プロフィール】

1971年 福岡県生まれ
1996年 多摩美術大学造形学部油画科卒業
1998年 多摩美術大学大学院美術研究科修了

<個展>
1998年 なびす画廊(東京)
2001・04・05年 ギャラリーとわーる(福岡)
2001・02・03年 共同アトリエ・3号倉庫(福岡)
2003・05・07・08・09年 ギャラリー58(東京)

<グループ展>
2001・02・03・07・10年 共同アトリエ・3号倉庫(福岡)
2003年「TAMA VIVANT2003 とらえられたかたち」 多摩美術大学(東京)

<その他>
2003年 「福・北美術往来」展(福岡市美術館・北九州市美術館)
1992年 新日鐵八幡第1回「飛幡賞」特別賞
1996年 福沢一郎賞受賞