坂口 寛敏  Hirotoshi Sakaguchi

   2009.11.16(mon)-11.28(sat)

  休廊日 22sun/23mon

  展覧会タイトル 「パスカルの光」

  2007年の個展

パスカルの光 (インスタレーション)
土・消石灰・鉛・映像


【作家コメント】

海は海水が消え去り山となり 

山は海水に沈み海となる

空は大気が消え

風も層もない宇宙となる

創造の源泉に立ち返り、繰り返し更新される創造の環の中に自己を接続させる。
人の生に流れる時間は、果たして途切れることなく連続しているのだろうか。
日常と表裏一体となって寄り添う非日常は、
例えば太陽と月、現実と夢、生と死という文学的二項対立に置き換えずとも、
人が紡いだ概念の数を越えて増殖する。
日常の時間の流れをどこかで「断ち切る」試みをすることに、芸術は関与しているのだろうか。



【プロフィール】
1949年 福岡県生まれ
1973年 東京藝術大学 美術学部絵画科油画専攻卒業
1975年 東京藝術大学 大学院美術研究科油画専攻修了
1976-84年 西ドイツ ミュンヘン滞在
1983年 ミュンヘン美術アカデミー絵画科卒業

<主な個展>
1983・88年 カーム市立ギャラリー(西ドイツ)
1988・90年 ヒルサイドギャラリー(東京)
1989年 東京ドイツ文化会館(東京)
1991・93・95・07年 調布画廊(東京)
1993・97年 村松画廊(東京)
1995年 ギャラリーαM(東京)
2002・06年 表参道画廊(東京)
2003年 ギャラリーGAN(東京)
2005年 ギャラリー櫟(東京)
2006年 ギャラリーとわーる(福岡)
2007年 「パスカルの庭・都市軸・時間軸」渋川市美術館・桑原巨守彫刻美術館(群馬)
      「パスカルの庭」ギャラリー58(東京)
2008年 ヤマネ・アートラボ(福岡) 他

<主なグループ展>
1989年 「白州・夏・フェスティバル'89」白州町横手地区(山梨)
1990年 「渋川・現代彫刻トリエンナーレ’90」渋川市総合公園(群馬)
1994年 「ファーレ立川アートプロジェクト」(立川)
1996年 「ハンブルグ現代日本美術展」ハンブルグ市立カンプナーゲル(ドイツ)
1997年 「INSIDE展」(カッセル・ドイツ)
1998年 「Dueseldorf・Seoul・Tokyo」クンストラウム(デュッセルドルフ・ドイツ)
1999年 「第18回現代日本彫刻展」
       宇部市野外彫刻美術館(山口)東京国立近代美術館賞受賞
2000・03・06・09年 越後妻有アートトリエンナーレ (十日町市・新潟)
2001年 「発生の場/ドローイング」東京藝術大学美術館陳列館(東京)
2004年 「Voices of Site」展 台東区立旧坂本小学校(東京)
2005年 「中国杭州国際芸術展」中国美術学院(中国)
      「D/J Brand-ドイツに学んだアーティストの発火点-」東京藝術大学大学美術館(東京)
2006・07・08年 「まつしろ現代アートフェスティバル」史跡松代藩文武学校(長野)
2007年 Art Program OME 2007「出会いのよりしろ」旧青梅織物協同組合工場(東京)
      「プライマリー・フィールド 美術の現在-七つの<場>との対話」 
        神奈川県立近代美術館・葉山(神奈川)
2008・09年 「修猷美術-TOKYO展」ギャラリー櫟(東京)
2008年 「シシュポス・ナウ〜罪と罰のでんぐり返し〜」原爆の図丸木美術館(埼玉)
2009年 「坂口寛敏・宮崎光二ドローイング展」ギャラリーとわーる(福岡)
      「異界の風景 東京藝大油画科の現在と美術資料」東京藝術大学大学美術館(東京) 他