今回展示する作品は、夢や風景、物語が元になっています。
私にとって夢は、何にも属さず時間や温度という概念もない、
全てから独立している物語であり、それは強力なイメージと
高度な気ままさのある魅力的なものとして、
自分自身の中に奇妙な距離感で常にあります。
そして、夢の中の感覚や、夢から覚めた瞬間の想像と創造の
ギリギリの接点の様なとても特別なものとして考えてきました。
毎日変化していく現実の景色や出来事の奥にある、
“はじめて見る風景”と“夢で見る風景”の世界は何となく似ているように思います。
ここが嫌なわけではないのに、どこにいてもここではないどこかを見てみたいと
思うことが、夢や風景、物語に繋がり、それが今の制作へと繋がっています。
女の子のための話 60×315mm ink,watercolor on paper
untitled ink,watercolor on paper
untitled ink,watercolor on paper
untitled ink,watercolor on paper
